ビルを支える人びと
設備管理
自分の時間を大切にしたいなら、設備がオススメ!
病院や学校、商業ビルやオフィスビルなど、建物の管理に欠かせないのが「設備管理」です。
ビルメン(ビルメンテナンス)とも呼ばれる設備管理の仕事は、文字どおり【建物の設備】の維持管理をすること。
あまり表立つ仕事ではないので、「設備管理」と聞いても、どんな仕事か想像できない人がほとんどかもしれません。
でも実は、建物がある限りなくならない、とても大切な仕事なんです!
扱う設備も実に様々で、生活に欠かせない電気や水道系統の設備から、冷暖房といった空調設備、貯水槽やポンプといった排水設備、さらにはエレベーターや自動ドアなどの機械設備に防災設備など…
建物を利用する方が、安心して快適に利用できるよう、巡回・点検するのがメイン業務。
本当に、無資格・未経験でも大丈夫ですか?
はい!本当に大丈夫です!
扱う機械によっては、点検に「専門的な知識」や資格が必要な場合もありますが、業務を行うにあたっての必須資格はありません。
それに、誰でも最初は未経験です。
点検をしながら、「あれ?いつもと音が違う?」「いつもより温度が高いような…」
そういった些細な変化に気付ける人であれば、この仕事に向いています。
クイズ番組や、コンビニの印刷機で、待ち時間に表示される「間違い探し」をついつい見ちゃう人も、多分向いています(笑)
「何かいつもと違う…気になる…」と確認したくなってしまう性格の持ち主であれば、資格や経験がなくても、十分素質あり!
また、研修体制も万全です!
一人ひとりが、自身の能力を最大限に発揮できるよう、教育・研修体制に力を入れているので、無資格・未経験でも安心してスタートできます。
未経験でも安心の、教育・研修体制
研修センターでは、なんと、職業訓練校で使用するレベルの実機研修が学べます!
現場配属後も、先輩エンジニアとのOJTを通じて、しっかり学べる環境が整っています。
◆研修の流れ◆
【研修センター】各種設備について座学&実機研修
【OJT】まずは日々の業務→次に週ごとに行う業務→さらに緊急時の対応…と、あなたの理解度を確認しながら、順を追ってお教えします。
配属先の人数は、建物の規模により異なりますが、大体は3~6名で担当するイメージです。
日々の業務はすぐ覚えられると思いますが、全体の業務の流れを理解し、ひとり立ちするまでは半年~1年を想定しています。
焦らず、確実に覚えていきましょう♪
◆仕事内容◆
大まかにあげると、以下のような業務です。
- 建物内の設備巡回
- 設備の点検、動作確認、検針業務
- メンテナンス
- 各種書類作成
- 建物内の設備巡回
-
設備管理で最も大切なのは、トラブルを未然に防ぐこと!
建物のお医者さんになった気持ちで、通常と異なる点がないか、丁寧に確認します。
- 設備の点検、動作確認、検針業務
-
電気、空調、給排水、消防設備などの日常点検、検針業務を行います。
- 電気
-
非常用発電機の試運転など
- 空調
-
ファンコイルユニット、給排気機器など
- 給排水
-
受水槽や汚水槽など
- 消防設備
-
消火器やスプリンクラーなど
- 熱源
-
ボイラー、冷凍機、冷却塔など
- 建築
-
建築:エレベーターやエスカレーターなど
毎日点検するもあれば、月1回、半年に1回点検すればOKなものまで様々です。
- 水道メーターや電流値の検針
- 冷凍機、ボイラーなど運転している機器の記録
- 空調機から異音はしていないか
- 配管等から漏れがないか
- 残留塩素測定
上記のような項目を点検、記録していきます。
- メンテナンス
-
「蛍光灯が切れたので、交換してください」 「エアコンの利きが悪いのですが…」など相談や依頼が来たら、一次対応に向かいます。
本格的な修繕は専門業者が行うため、簡単な修理(応急処置)と、業者手配を担当します。
応急処置については、研修でしっかり学べるので、入社前に知識がなくても大丈夫!
立ち会い時に、専門業者から色々聞けるのも、結構勉強になりますよ♪
- 各種書類作成
-
報告書や見積書の作成など。
フォーマットがあるので、PC入力に苦手意識がなければ、すぐ慣れると思います。
ブラインドタッチができなくても大丈夫!
スピードよりも正確性が大事なので、ゆっくり入力から、徐々に慣れていってください。
◆1日の流れ◆
日勤帯と夜勤帯(宿直)の仕事があり、日勤帯は設備点検が中心。
夜勤帯は宿直といって、有事の際にすぐ駆けつけられるよう、現場で待機します。
※日勤のみの現場や、逆に宿直メインの現場など、担当していただく物件によっても勤務スタイルが異なります。
(実働時間8時間・休憩1時間)の例
▼出社
9:00 朝礼 当日のスケジュール確認
宿直者からの引継ぎ(夜間にトラブルがあった場合、設備の異常や補修箇所、作業内容など)、その日の作業の注意点・来館業者の確認など。
▼午前
9:30~11:30 建物内の日常巡回
朝礼が終わったら、巡回スタート!
機械がそれぞれ、基準値や設定通りになっているかを確認しながら、建物内を巡回します。
決められたルートを回るので、すぐ覚えられます。
※一般的に日常点検は1名(OJT中は先輩と2名体制)、月次点検は数名で実施します。
▼休憩
11:30~12:30
休憩中、現場に駆け付けないと…!なんてことがないように、お昼休憩は交代で取ります。
そのため、日によって時間は前後しますが、しっかり1時間は休憩しましょう。
▼午後
午後も、午前と同様に点検作業を行います。完了したら、あとは待機時間です。
書類作成などをしながら、比較的ゆっくり過ごせます。
13:00~15:00 点検
設備の点検をおこないます。
設備によって毎月点検するものもあれば、半年に1回点検すれば良いものまで様々です。
それぞれの点検周期に合わせて計画的に点検を実施します。
15:00~16:00 修繕対応
テナントからの修繕依頼に対応します。
蛍光灯の交換や、空調の温度調整依頼など。
16:00~17:00 事務処理
点検結果や、修繕対応した記録をまとめます。
17:30 夕礼
その日の出来事について夕礼で報告します。夕礼が終われば日勤者は勤務終了です。
18:00 退勤
お疲れ様でした!
宿直者は翌朝まで、このまま残ります。
(休憩2時間+仮眠6時間)の例
「24時間勤務」と聞くと、きつそうに感じると思いますが、「24時間、仕事をし続ける」わけではありません。
きちんと休憩や仮眠時間があり、「1回の出勤で、2日分の勤務」扱いとなるため、出勤回数が減る分「宿直の方が楽」という声もあるんですよ♪
▼日勤の続き
18:30~19:30 夕食
日勤者が帰った後、宿直者で夕飯を食べて休憩します。
19:30~21:00 日報作成&待機時間
その日の出来事をまとめた日報作成をします。
特に何もなければ待機時間です。トラブルがなければ、まったり過ごせます。
22:00 巡回
仮眠前の、最後の巡回を行います。
22:30~23:00 データ集計
閉め作業として、電力、ボイラーの運転時間、ガスの使用量など、データをまとめます。
24:00~翌朝6:00 仮眠 ※仮眠も休憩同様、交代で取ります。
設備機器の異常が検知された場合など、警報が発報した場合は、現場の確認が必要ですが、それ以外の時間は眠っても、ゲームをしたりYouTubeを観たりしても自由です。
...とはいえ、宿直明けの時間を有効活用するためにも、徹夜は禁止です(笑)
6:00~8:00 巡回、空調管理
おはようございます!
朝食を取ってから、設備機器の巡回点検を行います。
警備スタッフから、夜間に発生したことについて報告が入ることもあります。
建物内の空調管理のため、ボイラーや冷凍機の運転を行い、ビル内に入ってきた方が快適に感じられるよう、温度を調整します。
暑い時期、建物に入って「涼し~い!」
寒い時期、建物に入って「あったか~い!」
と、思わず頬が緩んでしまうあの瞬間…それを担っているのが、宿直のあなたです!
そう考えたら、ちょっとにんまりしませんか?
9:00 朝礼
昨日の作業内容や異常の有無を、日勤者に報告して勤務終了です。お疲れ様でした!
どうでしょうか? なんとなくイメージできましたか?
9:00~9:00という数字で見ると「24時間勤務?無理むり!」と思ってしまいそうですが、意外とゆったり過ごせて、しっかり眠れることが、少しでも伝わったら嬉しいです。
とにかく大変そう!というイメージから、嫌煙されがちの「宿直」ですが…
明け休み&翌日の休みを合わせて、連休気分で過ごせるので、「プライベートの時間を充実させたい!」そんな人にこそ挑戦してもらいたい、勤務スタイルです。
更にイメージを掴みたい人は、【よくある質問】へジャンプ!
※シフト例の画像も確認できます☆
仕事のやりがい
・スキル&収入UPを目指せる
ビルメンの仕事は、働きながらじっくりと専門知識を身につけ、段階的に業務範囲を増やしていくスタイル。
着実にレベルアップしている!という実感を得やすいのが魅力です。
出来ることが増えるとモチベーションUPに繋がりますし、習得した知識を生かして資格を取得すれば、毎月の資格手当もUP♪
スキル、給与ともにUPできる点は、大きなやりがいにつながるでしょう。
・ビルを利用する人々の、安心・安全・快適を守る使命感
何も起こらないようにしっかりと見守ることが、ビルメンテナンスの大きな役割なので、実際に何も起こらないまま、一日が終わることもあります。
そんな、一見「何も起こらない日常」を守ること、これがすごく大切なんです。
ビルに入った時の快適な温度も、トイレでキレイな水が流れるのも…
皆が当たり前のように感じている「快適さ」は、日々の点検が支えています。
それでも(日々点検していても)、急な機械の不具合や、施設内の破損など、トラブルが発生することはあります。
本格的な修繕などは専門業者が行いますが、現場に駆け付け、「今から業者を手配するので安心してくださいね!」というような声掛けをすることで、トラブルの現場に居合わせた人は安心することができます。
自分の行動が、大勢の人の安心・安全を守ることにつながるという使命感、これもやりがいの一つといえるでしょう。
メリット1:将来性がある
法令によって保守点検が義務付けられているため、ビルが存在する限り、ビルメンテナンスの仕事はなくなりません。
景気や情勢の影響を受けにくいため、設備業界は安定の業界ともいわれています。
あのコロナ渦でも、ほとんど仕事へ影響が出なかったという安定の実績があります。
メリット2:専門的な知識が身につく
電気設備や空調機、ボイラー、水道の配管など、建物の設備に関する専門的な知識が身につきます。
日々の業務で覚えた知識で資格を取得すれば、毎月のお給料もUP↑
また、修繕対応を行っていると、家でも使えるようになるので結構便利です。
バルブからの水漏れなど、簡単なお家トラブルなら、普通に対応できるようになりますよ♪
メリット3:自由な時間が多い
シフト制(交代制)での勤務が基本なので、残業が少ないのが特徴。
大きなトラブルがなければ残業はほとんどなく、希望休も出しやすいです。
休日の他に宿直明けという自由な時間があるので、プライベートの時間は、他の職業に比べても確保しやすいと思います。
メリット4:通勤回数が減る
月~金までの5日間が仕事の場合、28日間だと20回通勤するのが普通ですが…
満員電車での通勤って、かなり体力を消耗しますよね💦
会社に辿り着いただけでグッタリ…なんてこともよくあります。
宿直をした場合は「2日出勤したのと同じ扱い」になるため、通勤回数が減ります!
宿直明けで帰宅する時間帯の、電車が空いているのもポイント。
メリット5:宿直手当で給与UP
現場にもよりますが、宿直手当は1回につき、4,000~4,800円ほど。
回数が増えると、その分給与も上がります。
メリット6:年齢問わず、働きやすい
体力的負担が少ないことから、定年を過ぎても頑張ってくれているスタッフも多いです♪
デメリット1:宿直がある
何かとメリットも多い宿直ですが、慣れるまでは、生活リズムが崩れがちになってしまう人も。
やっぱり宿直が…と、まだ不安な人は【よくある質問】へジャンプ!
※シフト例の画像も確認できます☆
デメリット2:スタート時の、平均年収が低め?
専門知識を身につけることで収入アップしていくため、入社時の平均年収が低めと思われることも…
その分、各種手当が充実しているので、頑張った分はしっかり給与に反映するシステムを整えています。
スタートが良くても、そこからずっと昇給なし…では、頑張り甲斐がないですよね。
手に職をつけて、長期で働きたい!と思う人にとっては、給与の上り幅も大切だと思います。
伸びしろには自信あり! 詳しくは面談で説明させてくださいね☆
デメリット3:覚える業務が多い
設備の名称や点検項目など、最初の頃は、覚えることも多くて大変かもしれませんが…
広く浅くの知識で十分対応できるので、一度覚えたら楽♪という声が多いです。
設備に異常があった場合に、行うのは一時対応です。
自分たちで対応できるものは修理しますが、専門的なことは、専門メーカーにお任せできるので、そんなに構えなくて大丈夫です。
まずはビル管理の基礎を覚えながら、一緒に建物の安心・安全を守っていきましょう♪
設備管理に向いている人
・建物の設備に興味あり! 工作や機械いじりが好きな人
ビルメンテナンスは、電気関係や空調機器、環境衛生など、さまざまな知識が必要とされます。
建物の設備に関する興味が強い人のほうが、日々の仕事を楽しめるでしょう。
電気、空調、熱源、消防などたくさんの設備を点検することができますし、資格取得後は電気工事や配管の交換など実際に
工事をすることも。
工具を使うのが好き!
日常的に機械いじりをしている。
という人は、仕事を楽しむことができます。
・ルーティンワークが好きな人
日次点検や月次点検など、決まったタイミングに、決められた業務をすることが多いです。
そのため、ルーティンワークが好きな人に向いています。
・チームで動くことができる人
慣れてきたら、1人で巡回するような現場もありますが、基本的には複数人で一つのビルを維持管理することが多いため、協調性が大切です。
一緒に働く仲間だけでなく、ビルのオーナー様や出入りされる業者さんなど、周りの人とコミュニケーションを取っていただく機会も多いので、チームで動くことができる人が向いています。
※どちらかというと「話す」より「聞く」ことが大切。話すのが得意でなくても、「苦手」じゃなければ大丈夫です。
・年齢問わず素直な人
20~60代と、幅広い年代の人が一緒に働いています。
ビルメンは中途採用で入ってくる人も多く、年齢=スキルではないケースが多いです。
貫禄あるおじいちゃんが、実はまだ経験数年だった…なんてことも。
現場ごとにルールも違うため、経験者でも未経験者でも、素直に聞ける力が求められます。
「わしゃ、若いもんから教わるのは抵抗があってのぅ…」
「敬語使うの苦手だし、同世代ばかりの職場でラフに働きたい!」
という人は、残念ながらあまり向いていないかもしれません💦
・資格取得や、勉強が好きな人
少し昔のドラマですが、皆さんはハケンの品格って知っていますか?
篠原涼子さんが演じる、超難関資格を含む20種以上の資格を持つ大前春子が、そのスキルや、歯に衣着せぬ物言いで周囲を振り回しながら、課のピンチを救っていく爽快なストーリー。
時々、資格がズラッと並んでいる履歴書を目にすると、大前春子を思い出します(笑)
さすがに20種類以上となると、時間もお金も掛かって大変ですが、弊社は資格取得支援&資格手当が充実しているので、スキル&収入UPがしやすい環境です☆
【資格取得支援】
報奨金制度があり、取得時には報奨金や受講料などの経費を
支給します。
その他、通信講座フォローの他、取得資格に応じて月々の給与が上がる資格手当も☆
特にビルメン4点セットは、重宝される資格なのでオススメ!
※ビルメン4点セットって?→【よくある質問】へジャンプ!
・人混み苦手…平日休みが好きな人
シフト制なので、土日に休みが当たることもありますが、平日休みの方が多い傾向です。
混んでいない平日に遊ぶのが好き!
平日の空いている時に旅行に行きたい!
という人には、特にオススメです。
年末年始休暇や夏休みも交代で取るので、繁忙期をずらして長期休暇を取得することも☆
・なるべく定時で帰りたい人
シフト制(交代制)で勤務するので、残業があまりありません。
基本的に定時で帰れることが多い仕事です。
残業はなるべくしたくない! 仕事よりプライベート優先!な人に向いています。
反対に、残業をしてでもお金を稼ぎたい!という人には、向いていないかもしれません…
※宿直が多い物件で、稼ぐという方法はあります!
・お金<時間という価値観の人
上位資格と呼ばれる難関資格を取得した場合は別ですが、無資格のまま、年収500万を超えるのは難しいと言われています。
その代わり、空き時間や休日は、他の仕事よりも多い傾向にあります。
お金はそこそこでいいから、自由に使える時間が欲しい!という人に向いています。
自由に使える時間も欲しいけど、お金も稼ぎたい!という人は、上位資格にチャレンジしてみましょう♪
※上位資格って? →【よくある質問】へジャンプ!
・なるべくプレッシャーが少ない仕事がしたい
点検や修繕が主な仕事のため、売り上げ目標や、納期に追われることもありません。
仕事のプレッシャーから解放されたい人にオススメです。
反対に、営業マンのように売り上げや成果を上げることにやりがいを感じる人は、物足りなく感じるかもしれません…
※そんな人には、こちらがオススメ!→【プロパティマネジメント】
警備
再就職なら「警備」がおすすめ!
一般的にも「年齢が上がるにつれ、応募できる仕事は限られていく」と言われています。
そんな中でも、年齢やスキルに関係なく働けて、続けやすいのが「警備員」です。
50代や60代で転職しようとすると、スキルや経験が求められることが多い…ですよね?
でも警備なら、特別な資格やスキルがなくても、未経験からチャレンジできます!
実際、弊社で警備員として働く方の平均年齢は55歳、22~65歳までの幅広い年齢層の方が未経験から活躍しています!
未経験でも活躍できる理由
人や施設の安全を守る警備の仕事に就くには、必ず「新任研修」を受ける必要があります。
- 新任研修【基本教育】
- 新任研修【業務別教育】
この研修は「法定研修」と呼ばれ、法律(警備業法)で義務付けられたもの。
短期アルバイトであっても、この研修を修了しなければ、警備員の仕事はできません。
※以前、別の会社で警備の仕事をしていたり、警備に関する資格を持っていたりする場合は、一部の研修免除を受けられる場合があります。
研修は「基本教育」と「業務別教育」に分かれ、数日に渡り受講していただくため、未経験でも大丈夫!
※もちろん、研修期間中もきちんと給与は支払われますので、安心してくださいね☆
新任研修【基本教育】
警備の仕事をするにあたり、最低限必要な知識について学びます。
たとえば、警備の仕事に関する法律や敬礼といった基本姿勢から、事故が発生した際の対処方法、救命措置・護身用具の使い方など。
テキストやDVDを使う講義と、実際に身体を動かす実技で構成されています。
新任研修【業務別教育】
基本教育のあとに行なわれるのが、業務別教育です。
警備員の業務は、1号業務から4号業務に大きく分かれており、現場に必要な知識を学びます。
1号業務 | 施設警備、機械警備、巡回警備、保安警備、空港保安警備 |
---|---|
2号業務 | 交通誘導警備、雑踏警備 |
3号業務 | 貴重品運搬警備、核燃料物質等危険物運搬警備 |
4号業務 | 身辺警護 |
1号業務:施設警備、機械警備、巡回警備、保安警備、空港保安警備
警備業務の約半数を占めているのが、1号業務。
※弊社警備業務は、1号業務に該当
オフィスビルやマンション、商業施設などの施設において、事故の発生を防止・抑制するために巡回・監視などを行ないます。
基本的には屋内での業務となるため、「体力的な負担が少ない」ことが大きなメリット☆
2号業務:交通誘導警備、雑踏警備
イベント会場や建設現場など、車両や人が混雑する場所において、事故の発生を防止するために車両や人の誘導を
行ないます。
3号業務:貴重品運搬警備、核燃料物質等危険物運搬警備
現金・貴金属などの高価なものや、核燃料などの危険物を運搬する際に、盗難などの事故が発生しないように警戒する業務です。
4号業務:身辺警護
対象者の身の安全を守るために、対象者に付き添ったり、滞在先の出入口で警備を行なったりします。
世間では「ボディーガード」と呼ばれる業務です。
研修終了後
まずは経験豊富な先輩と一緒に、仕事に慣れていただきます。
分からないことは都度質問しながら、ひとつひとつ確実に、仕事を覚えていきましょう♪
仕事のやりがい
警備員は、人々に安心や安全をもたらす役割を担う、大切なお仕事です。
警備員の姿があることで、犯罪の抑止力になると言われています。
「人々の安全を守っている」と実感できるところが、一番のやりがいではないでしょうか?
頑張り次第でキャリアアップも可能ですし、実はいざという時、細かいテクニックや経験が求められる、奥が深い仕事です。
仕事の魅力 ☆ライフワークバランス☆
定年後、ご自身のペースに合わせて無理なく働くことも、ステップアップ目指してバリバリ働くことも可能。
あなたの希望に合わせて、働き方を選ぶことができます。
キャリアアップを目指すなら
警備を行う場所によっては、有資格者を配置する必要があるため、警備員には資格制度があります。
検定は警備業務毎に6種類に分かれているので、必要な業務の検定を受けることで、キャリア&収入アップが目指せます。
自分の頑張りが、結果として表れるのは嬉しいですよね♪
・資格手当
毎月のお給料に反映されます。
※詳しくは、面接の際にご説明させていただきます。
・資格取得支援制度
合格後、資格取得に掛かった費用を会社が負担します。
コロナ渦の社会情勢では、様々な場所で自粛が求められていたことから、警備員が必要な現場そのものを自粛する動きがありました。
そんな中でも、弊社ではオフィスビルの警備がメインなことから、コロナ渦であっても、仕事が極端に減るようなこともなく、安定して勤務出来た点が強みです。
現在は自粛の緩和、大阪万博などの大規模イベントに向け、中心地の再開発に着手するケースも増えています。
有難いことに、弊社が管理するビルも増えているため、警備員の需要が高くなっています!
AI導入で警備員の仕事が減るのでは???
と心配する声を、時々耳にするのですが…
安心してください!
臨機応変な対応や判断が求められる現場では、まだまだAIより人間の方が能力的に上です。
特に、想定外のトラブルが起きる可能性のある現場では、AIだけで判断を導き出すことは難しいとされています。
施設警備など、ルーティンワークが多くマニュアル化されている業務に関しては、AIでも十分機能する可能性があると言われていますが…
今後AIを導入した警備が普及したとしても、最終的には現場に駆け付けるなどの、人間の行動が必要不可欠です。
映画の中では、AIが人を守って戦ったりするシーンを目にすることもありますが、それが現実になるとしたらまだまだ先、きっと何度か生まれ変わった頃だと思います(笑)
なので、安心してください。
AIの導入は警備員の仕事を奪うものではなく、あくまで「警備員のサポート」
最終的に人手が必要であることは変わりません。
そのため、今後も警備員が求められる現場は増えると考えられており、将来性は十分に見込めるお仕事です☆
メリット1:屋内での仕事
施設警備員の楽な部分は、屋内で業務が出来る点。
雨に濡れず、真夏や真冬でも空調が管理された場所で仕事が出来るため、体力的な負担が少ないのがメリット!
メリット2:ルーティーン業務
施設警備員の仕事は、特に問題がなければ、受付や施設の巡回などルーティーン業務が基本。
ルーティーン業務が得意な人にとっては、一度仕事を覚えた後は楽に感じるようです。
デメリット1:急に忙しくなる時も…
トラブルが起きると、急に忙しくなるのが施設警備員の仕事です。
現場に行って問題を解決するだけでなく、その後の報告書の作成、必要があればどういった経緯で問題が起きたのかなど…ヒアリングする必要があることも。
ただ、こういったことは日常的に起きるものではないですし、起きてしまった際は、先輩や上司の指示のもと、落ち着いて対応すれば大丈夫!
デメリット2:生活リズムが崩れやすい?
警備員の中でも「施設警備」は宿直や夜勤があります。
交代で休憩・仮眠を取るため、日勤の経験しかない方は、慣れるまでは生活リズムが崩れやすいかもしれません。
気になる?夜勤と宿直についての説明はこちら【よくある質問】
◆警備員に向いている人◆
・責任感や使命感がある人
警備員の仕事は、人々や施設の安全を守り、安心をもたらすこと。
そのため、責任感や使命感を持って仕事ができる人に向いています。
・集中力がある人
オフィスビルや商業施設、病院などを警備する「施設警備」は、ルーティーンワークが中心です。
集中力が切れてしまうと、小さな異変に気付けない場合があるため、集中力を保ちながら、同じ作業を繰り返すことができる人に向いています。
・思いやりがある人
警備員=寡黙なイメージを持つ方も、中にはおられるかもしれません。
でも実際は、施設の利用者や来場者、関係者など、様々な人と接する機会があります。
例えば、場所を尋ねられた際、「他社の場所とか知らんがな!」と思わず、たとえ明確に案内できなくても、社名掲示の場所まで案内して一緒に探してみるなど、思いやりのある対応ができる方。
特にオフィスビルでは、同じ方の出入りが多いため、思いやりある対応で、あなたのファンができるかもしれません✨
挨拶や感謝される機会が増えること、それは仕事のやりがいにも繋がるのではないでしょうか。
とはいえ、「向いている人」全てに当てはまらなくても大丈夫!
責任感や使命感などは、働く中で徐々に芽生えてくるものだと思います🌱
焦らずゆっくり、経験を重ねていってください。
清掃
柔軟な働き方を選ぶなら、「清掃」がオススメ!
正社員として未来のマネージャーを目指すのも、パートで好きな時間だけ働くのも...
あなたの希望で選択可能です!
◆仕事内容◆
大まかにあげると、以下のような業務です。
- オフィスビルや商業施設、ホテルや病院など、指定された場所の清掃
- 簡単なデータ入力および日報(報告文書等)作成
未経験OK!
仕事としての「清掃」は未経験でも、学生時代の掃除の時間、普段の生活など…
今まで全く掃除したことない!という方はなかなかいない…ですよね?(笑)
「ここ汚れてるな…」と気付ける方であれば、未経験でも大丈夫!
最新の清掃機材を使用していますが、複雑な知識や難しい操作は必要ありません。
未経験の方でも安心して使えるよう、自社研修センターでのトレーニングあり♪
勤務場所は「オフィスビル」がメインですが、施設により仕事内容が異なるため、まずは大まかな違いを見ていきましょう。
- ビルクリーニング
-
オフィスビルや商業ビルなど、ビルの清掃を行う業務。
主に、共用部分と専有部分の2種類の掃除に分かれます。
共用部分:外壁や窓ガラス、エントランス・トイレなど、専有部分以外の全ての場所を清掃。
専有部分:各オフィス内の床の掃除機がけや備品の拭き掃除、ゴミ回収など
毎日行う日常清掃のほか、定期清掃を月に1~2回実施します。
- 施設清掃
-
ショッピングモールなどの商業施設や、市役所などの公共施設など、大規模な施設の清掃を行う業務。
勤務時間の自由度が高く、特別なスキルも必要ないため、どなたでも始めやすいのが特徴。 - 病院清掃
-
病院施設内の清掃を行う業務。
衛生面に気を配る必要があるため、施設清掃よりさらに丁寧な作業が求められるのが特徴。
主に、外来と病棟の2カ所のエリアに分かれて行います。
- 外来エリア
-
待合室・トイレなどの共用部分の他、診察室・検査室など
- 病棟エリア
-
病室・トイレ・エレベーター他、ナースステーションやシャワー室、倉庫など
月に1~2回、エアコンフィルターなどを清掃する定期清掃や、外壁・配水管などを掃除する臨時清掃といった作業もあります。
多くの人が手を触れる手すりなど、細かい場所の掃除を徹底するだけでなく、清掃する人が感染源にならないよう、手洗いやうがいを徹底し、体調管理することも大切です。
- 客室清掃
-
主にホテルなどで、客室の清掃や消耗品の補充、シーツの交換など行う業務。
ロビー・エレベーターホールなどの共用部分と、客室部分に分かれて清掃するのが一般的。
客室清掃には、全体的な清掃・ベッドメイキング・備品管理の3種類があります。
- 全体的な清掃
-
床の掃除機がけ・拭き掃除・ゴミ回収などの他、バス・トイレ・洗面台の掃除
- ベッドメイキング
-
シーツ・カバーの交換
- 備品管理
-
タオルやアメニティ用品の交換・補充
チェックアウトから次のチェックインまでの限られた時間内に、高い品質のサービスを提供する必要があり、迅速かつ丁寧な作業が求められます。
◆働き方色々◆
朝からほどよく体を動かし、午後は自分時間を満喫! 週5日勤務で、午前中だけ
例 6:30~10:30/7:30~11:30 など
働く日数を減らして、勤務時間をちょっと長く
例 6:30~14:30
パートで働く方は、1物件に約20名ほど交代で勤務しています。男女比は女性がやや多め。
40代~60代のスタッフが多く、勤続10年以上のベテランも!
正社員でしっかり稼ぐ! 実働8時間(休憩1時間)
例 7:00~16:00/9:00~18:00 がメイン
正社員採用では、清掃部門の管理職(マネージャー)を目指せる、キャリアパスもご用意☆
- ちょっとした変化によく気付く
- 困っている人は放っておけない
- 「ありがとう」と言われると頑張れる
- 頑張った成果が目に見えると嬉しい
上記にひとつでも当てはまった方は、マネージャーを目指してみませんか?
マネジメントは、一緒に働くスタッフとのコミュニケーションが何より大切です。
皆が前向きに仕事に向かえるよう、サポートするのも大切な役割のひとつ。
そのため、経験やスキルよりも【人柄】と【コミュニケーション能力】を重視しています。
マネージャー職って?
清掃業務とは別に、以下の業務も担当していただきます。
お客様にご満足いただけるよう、仕上がり品質の向上、マナーの徹底、安全確保の3つを基本として、清掃スタッフの指導を行います。
- スタッフの管理
-
職場のスタッフの勤怠管理、労務管理
- マナー指導
-
キレイに清掃するのは勿論ですが、「しっかりしたマナー」も重要視されるポイント☆
- 安全指導
-
清掃現場で多く発生する転倒などの事故の減少を目指して、常に注意喚起を行います。
- お客様への提案活動
-
理想とするのは、お客様の視点に立てる清掃員
清掃作業のクオリティはもちろんのこと、日々の作業を通じて気付いた点をお客様に提案することで、より快適な環境づくりに貢献します。
<提案例>
- 汚れやすい場所を保護する「予防清掃」の提案
- 環境を考えた「水・洗剤使用量削減」の提案
- お客様の施設に最も適切な「資機材や作業手法」の提案 など
仕事のやりがい
・「ありがとう」と言われる機会が多い
汚れをキレイにして満足感を得られるのはもちろん、感謝の言葉をもらうと喜びも倍増♪
お客様から直接感謝の言葉をいただけるのは、清掃業務の一番のやりがいです。
勤務時間帯によっては、お客様と顔を合わせる機会が少ない場合もありますが…
自分がキレイに清掃した場所を心地よく使ってくれる人々を想像して、清掃にやりがいを感じられる人は、楽しく仕事を続けられることでしょう♪
・自宅でも活かせる掃除のスキルが身につく
清掃業務は自分のプライベートでも活かせるスキルです。
汚れをキレイにするには、場所や汚れの種類に合わせた清掃が欠かせません。
汚れに対して最適な方法を身につけると、日常生活にも役立ちますよ♪
・達成感が得られる
床やガラス、カーペットなど汚れがキレイになっていくと、とても気持ちがいいですよね。
自分の手でキレイにしているため、より一層の達成感が得られます。
清掃に向いている人
・キレイ好きな人
日常的に掃除や整理整頓を行っているキレイ好きな方は、楽しく仕事ができますよ♪
自分が楽しめる仕事が、誰かの役に立っていると実感しながら働けるので、キレイ好きさんにオススメです。
・体を動かすことが好きな人
運動不足が気になる人や、健康に気をつけたい人、日頃から運動をしていて、体を動かす仕事を探している人は、適度に体を
動かす清掃に向いています。
・ルーティンワークが好きな人
清掃は、日々同じ作業を繰り返すことに意味があります。
そのため、コツコツとした作業や、ルーティンワークが好きな人は、清掃に向いています。
・黙々と働くのが好きな人
清掃する場所にもよりますが、1人で清掃を担当する機会が多いのが特徴。
もちろん、お客様とすれ違う際の挨拶などは必要ですが、「なるべく1人で作業したい」、「静かに淡々と仕事がしたい」という方にも向いていると言えるでしょう。
・集中力がある人
ホテルや商業施設などは、営業時間前に清掃を行うことが多く、限られた時間内で清掃作業を終えないと、施設の業務に支障が出てしまうこともあります。
そのため、業務手順をしっかりと把握し、時間内で終了できるよう集中して取り組める人に向いています。
・迅速かつ丁寧に作業できる人
先述のとおり、決められた時間内でキレイにする必要がありますが、早くて雑はNG‼
慣れることで効率よく作業ができるようになるため、まずは丁寧な作業を心掛けましょう。
初めは先輩のサポートもあるので、徐々にスピードアップしていければOKです!
メリット1:求人が豊富
清掃の仕事は、経験・年齢・学歴を問わない求人が多いです。
未経験や、定年などで第一線から退いた人も、安心してチャレンジすることができます。
メリット2:残業が少なく、ライフスタイルに合わせては働ける
電気設備や空調機、ボイラー、水道の配管など、建物の設備に関する専門的な知識が身につきます。
日々の業務で覚えた知識で資格を取得すれば、毎月のお給料もUP↑
また、修繕対応を行っていると、家でも使えるようになるので結構便利です。
バルブからの水漏れなど、簡単なお家トラブルなら、普通に対応できるようになりますよ♪
メリット3:一人の作業が多い
チームを組んで作業することもありますが、基本的には自分の担当箇所を一人で清掃することが多いため、一人でコツコツ仕事することが好きな人にとっては、他の人を気にせず働ける点もメリットと言えるでしょう。
デメリット1:腰痛持ちさんなど、体に負担を感じる場合も
基本的に屋内での作業になるため、身体的な負担は少ないですが…
清掃する箇所によっては、腰をかがめた姿勢が続いたり、立ったりしゃがんだりを繰り返す場合があるため、腰痛持ちさんなどは、体への負担を感じてしまうかもしれません。
デメリット2:作業時間がタイトな場合も
営業時間前に清掃を行う場合など、決められた時間内に清掃作業を終えないと、施設の業務に支障が出てしまうこともあります。
もちろん、慣れるまでは先輩がサポートしますし、慣れることで効率よく作業できるようになるため、焦らなくて大丈夫ですが…
自分のペースでゆっくり作業したい!という人には、あまり向かないかもしれません。
デメリット3:地域によっては、給与が低め?
西日本エリア~九州まで、幅広い範囲で求人があるため、働くエリアによっては、給与が低めなケースも。
もちろん、最低賃金を下回るなんてことは一切ありませんが、生活の基盤として考えたい人には、あまり向かないかもしれません。
そんな時、収入UPを目指すなら!
正社員としてマネージャーを目指すか、資格取得で、キャリアUP&給与UPを狙いましょう!
清掃員は、自由度の高い働き方としての認知度が高い半面、キャリアアップの道が少ないと思われがちですが…
実際には、技術や知識を身につけることで、キャリアアップを目指すことができます!
関連資格としては、以下のようなものがあります。
- ビルクリーニング技能士
-
ビルのクリーニングのスキルを証明する国家資格。環境衛生を維持管理する業務に必要。
- 清掃作業監督者
-
建築物の清掃作業の監督を行えます。清掃員のトップランクとして活躍できます。
- 建築物環境衛生監理技術者
-
特定建築物で選任が義務づけられているため、常に一定以上の需要がある資格。
仕事上で活用できるだけでなく、転職や昇進にも有効とされています。
特にビルクリーニング技能士は、複数の等級(1級・2級・3級・基礎級)があり、1級は、更に上の資格である「清掃作業監督者」になるための必要資格でもあるため、ゆくゆくは管理者も目指してみたい!という方にオススメです。
【充実のバックアップ体制】
資格取得支援制度や、教本・通信教育の費用補助をご用意☆
※対象は正社員となります(但し、資格によっては、パートの方にもサポートあり)
公の技能認定だけでなく、清掃の社内認定もあり♪
清掃は、清潔&衛生環境を維持し、快適な空間を提供するために必要不可欠です。
あなたの気付きを活かし、施設を利用される皆様へ「気持ちのいい空間」を届けて下さい♪
施工管理
「施工管理」なら、ビルメンテナンス会社がおすすめ!
一般的な施工管理職のイメージとして、
- 残業が多い
- 休日が少ない、休日出勤が多い
- 業務量が多い
- 現場異動で出張(転勤)が多い
- ストレスが多い
など、ネガティブな面を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
「年収が高くても、時間換算すると割に合わない…」なんて声を耳にすることもありますが、
施工管理職への良好な労働環境を提供できるのが、ビル設備管理会社です。
労働環境が整う理由
新規で建物を建てる事業ではないこと。
建設会社など、新規で建設工事をする環境と異なり、ビル設備管理会社の施工管理は、既に建設され、利用されている建物の各部の性能・機能のグレードアップ、また老朽化を防ぎ、長期的に利用できるための改修工事を行います。
基本の業務【工程管理、品質管理、安全管理、原価管理】などは同じですが、新規で建物を建てる事業と比べ、その期間、数量、価格、人数が小規模となります。
- 自社で管理している物件のため、「初めて」の人(会社)との仕事が少ない。
- 各事業所管轄での施工管理業務のため、出張や転勤がない。
といった点も、一般的な施工管理に比べ、ストレスが少ないポイント。
- 家族との時間や、趣味の時間など、ワークライフバランスが保ちやすい。
- 余裕が生まれることで、施工管理技士資格への挑戦もしやすくなり、職務領域拡大や給与UPが図れる。
時間的・身体的負担が軽減されることで、長く、安定して働くことができるため、施工管理技士としてのキャリアアップを目指せます。
◆仕事内容◆
セコカンと呼ばれることもある施工管理の仕事は、工事が円滑に進むよう、現場全体の管理をする大切な業務です。
工事を管理するだけでなく、書類整理や諸官庁の手続きなどを行うなど、業務内容は多岐にわたりますが、施工管理の主な仕事は4つに分類されます。
- 工事管理
- 品質管理
- 安全管理
- 原価管理
- 工程管理:工事の進行を計画どおりに進めるための管理業務
-
工事スケジュールを作成し、それに沿って工事が進行するよう管理します。
具体的には、工事の着工から竣工までの工程表を作成し、その工程表に基づいて業者や材料を手配しながら、日々の進捗管理を行います。
1つの工程が遅延すると、他の作業に影響が及ぶことも考えられるため、作業の順序を変更するなど、迅速な対策が必要です。
状況を把握するためにも、関係者とコミュニケーションを取りながら、こまめに確認する必要があります。
- 品質管理:設計図や施工計画書に記載されている内容通りに工事が進んでいるか、管理する業務
-
施工業者の作業内容をチェックしたり、完成後に検査を実施し、建物強度や仕上がりが設計通りかチェックします。
建物の品質に関わる重要な業務のため、豊富な知識や経験が必要とされます。
- 安全管理:安全に作業を行えるよう、環境を整える業務
-
安全管理の記録を作成し、継続的な改善を図るなど、現場での作業が安全に行われるように管理します。
事故を想定したリスク管理や、使用する機材の安全点検や工法をきちんと守っているか、といった内容をチェックします。
- 設備の整備(消火器や手すりの設置、使用機材の点検など)
- 作業員への安全教育(ヒヤリハット周知など)
- 作業員の健康管理
- 安全パトロール など
万が一事故が発生した場合には、迅速に対応し、原因を分析して再発防止策を講じる役割も担います。
- 原価管理:予算内で工事を完了させるため、人件費や材料費などの工事にかかる費用を管理する業務
-
コストオーバーした場合には、代替材料の使用や工法の変更、作業効率の改善など、調整が必要となります。
仕事の魅力・やりがい
・施工完了時の達成感
目に見える形で成果が残るため、人の役に立っているという実感を得られやすく、工事が完了した際にやりがいを感じられます。
・資格取得、スキルの向上
施工管理の仕事は資格がなくてもできますが、施工管理技士などの資格を取得することで、更に責任のある仕事が担えます。
仕事の幅が広がり、収入アップも期待できるため、結果的にやりがいへと繋がります。
現場によって施工方法が異なるため、常に新しい経験ができるのも魅力の1つ。
・給与の良さ
専門的な知識が必要な技術職のため、資格取得による手当や現場勤務手当、夜勤手当など、各種手当が手厚いのも特徴。
・将来性がある
安定した需要があり、将来性のある仕事という点も施工管理の魅力です。
災害の多い国であることから、復旧や復興工事、耐久度を上げるための改修工事など、常に需要が見込まれていることも理由のひとつ。
・現場に屋根がある場合が多い
設備施工管理の現場は、室内工事が多いという特徴があります。
暑さ、寒さも屋外よりは緩和されるため、体力的に働きやすい点も、設備施工管理の魅力の1つです。
施工管理に向いている人
工程管理、品質管理、安全管理、原価管理など、同時に管理していく必要があるため、効率よく仕事をこなすためには、スキルが必要になるでしょう。
・スケジュール調整力
工事を予定通りに完了させるため、スケジュール調整力が欠かせません。
日々の進捗管理だけでなく、トラブルによる工期遅延の対処など、1つずつ対処し、工程に遅れが出ないよう、関係者との密な調整が必要です。
・コミュニケーション能力
作業員だけでなく、施主や協力業者など、立場や年代の異なる様々な関係者と関わるため、それらの人びととしっかりコミュニケーションをとれるスキルが必要です。
コミュニケーション能力が高いとは
「コミュ力が高い人」と聞くと、おしゃべりが得意な人を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
しかし、必ずしもそうではありません。
内気な性格の人でも、おしゃべりが苦手な人でも、相手の話を聞くことや、少ない言葉でも自分の意見をしっかり伝えることなど、基本的な報連相を心掛けることができれば、十分に活躍が可能です。
・マルチタスク能力
現場の進捗管理や検査、安全管理を行いながら、打合せや施工計画書の策定など、複数の作業を同時に進めるため、マルチタスク能力が求められます。
とはいえ、初めから全て備わっていなくても大丈夫です。
経験を積むことで、必要なスキルは自ずと備わってくるため、少しでも興味がある方は是非チャレンジしてみましょう♪
◆役立つ資格◆
施工管理になるための必須資格はなく、資格がなくても業務を行うことは可能ですが、
現場責任者になるには資格が必須。
取得することで活躍の場も広がり、収入面でもメリットを得られます!
施工管理技士は7種類に分けられており、扱える工事対象が異なります。
また、それぞれに1級と2級があり、指導・監督できる工事の規模が異なります。
■電気工事施工管理技士
建物の新築や増築に伴い発生する電気設備工事(変電や送電設備・証明や配電など)の施工管理を適切に行うための資格
取得すれば、電気工事における施工計画の作成や工程・品質原価・安全などの管理、電気工事の監理などの業務が可能になります。
■電気通信工事施工管理技士
インターネットやWi-Fi、携帯電話回線や防犯カメラなど、電気通信工事の施工管理を適切に行うための資格
取得することで、電気通信工事における監理技術者もしくは主任技術者として認められます。
住宅だけでなく大規模施設でも必須の工事であるため、年々需要が高まっています。
■管工事施工管理技士
空調設備やガス配管、ダクト工事や上下水道設備など、配管工事の施工管理を適切に行うための資格
あらゆる建造物に欠かせないうえに、ガスや水道などのインフラに関わる重要な工事のため、管工事施工管理技士の資格は常に高い需要があります。
■建築施工管理技士
マンションや工場、商業施設などの建築工事における、建築工事の施工計画や施工図の作成、スケジュール調整や工程管理・品質管理などを適切に行うための資格
鉄筋工事やコンクリート工事など建物の構造を担う部分の工事から、クロス工事などの内装工事まで幅広く管理を行えます。
安全面や予算面なども含め、建築に関して広く深い知識と判断力を保有する証明となります。
■建設機械施工技士
ブルドーザーや油圧シャベル、クレーン車など、建設機械を利用した建設現場での施工管理を適切に行うための資格
■土木施工管理技士
橋梁やダム、トンネル、道路、河川などの土木工事現場における施工管理を適切に行うための資格
■造園施工管理技士
公園、庭園など造園の施工管理を適切に行うための資格
※赤色の資格が、特に当社や、ビル設備施工管理会社で評価される資格です。
当社施工管理は、発注者側の立場になる場合が大半です。
そのため、一般的な施工管理技士の業務に加え、予算管理やスケジュール管理、各交渉事
などの業務を経験することも可能です。
安定した労働環境の中、裁量をもち達成感を強く感じていただけるポジションです。
安心して、今後のキャリアを築いてください。
プロパティマネジメント
プロパティマネジメントを目指すなら、総合ビル管理会社がオススメ!
当社はBM(ビルマネジメント)とPM(プロパティマネジメント)が共存する、総合ビル管理会社です。
建物でトラブルが発生した場合、早急に対応しないと、テナントが営業できない事態を招くこともあるため、迅速な対応が求められます。
PMとBMが別会社の場合、スピーディーに対応できないケースがありますが、総合管理の場合、両部門が情報共有、連携を円滑かつスピーディーに行うことが可能なため、迅速な対応を強みとしています。
そもそもPMって?
PM(ピーエム)と略される、プロパティマネジメント(Property Management)
不動産に馴染みがない人にとっては、聞き慣れない言葉かもしれません。
資産や不動産を表す「Property」と、管理や運営を表す「Management」を合わせた言葉で、直訳すると「物件管理」、物件に関わる全ての管理業務を意味します。
最大の役割は、「不動産から得られる収益を、最大限高めること」
建物は放っておけば古くなり、その価値は自然と下がってしまいます。
その下落を抑えるのも、PMの大切な仕事です。
資産価値の維持・向上に向けたあらゆる業務を行うため、業務範囲は多岐にわたります。
収益最大化のための賃貸管理(リーシングマネジメント)
PMの入り口ともいえるのが、リーシングマネジメント業務です。
オーナーに代わり、集客活動や管理業務を実行する役割を担います。
テナントが決まらなければ、それだけ空室期間が長引き、不動産収益に影響が出ることから、PM業務の中でも特に重要な位置づけにあるといえるでしょう。
具体的には、空室物件へ新たなテナントを獲得するため、集客活動として広告、仲介会社へ情報提供を行います。
物件への問い合わせ対応や、現地案内なども日々の業務です。
対応時のやり取り、テナントの属性などから、管理会社としての意見・判断を整理した上で、オーナーへ報告→承認がおりれば、賃貸借契約を結びます。
入居後のクレーム対応や更新手続きなども業務の一環です。
- 設備管理とメンテナンス、テナントマネジメント
-
入居者を維持するためには、物件のメンテナンスを定期的に行う必要があります。
共用部分の補修・修繕、現場の清掃、警備や巡回、管理人業務、各種設備の点検修理・管理など、適正な保守管理、および営繕を行うことで、建物の資産価値維持に貢献します。
また、テナントへの毎月の請求業務や支払い業務、建物の管理費・修繕積立金の会計など、財務管理業務も行います。
- 資産管理(コンストラクションマネジメント)
-
修繕費用の平準化や建物の長寿命化を目的として、中長期修繕計画の策定を行います。
また、定期的な建物診断や消防点検、大規模修繕工事などをスムーズに実施するため、普段から管理組合やテナントとの信頼関係を築くことも大切です。
プロパティマネジメントに向いている人
・提案力がある人
担当する物件の資産価値を向上させるため、複数の視点から物事を捉え、収益を高めるための様々な提案をしていく力が必要です。
・コミュニケーション能力がある人
オーナーの要望を聞いて課題を解決するだけでなく、テナントや協力業者など、様々な人と関わるため、コミュニケーション能力が必要です。
・新しいことを吸収するのが好きな人
仕事内容が多岐にわたるため、幅広い知識が必要です。
法律や契約条件、市場動向など、多岐にわたる知識を身につける必要があります。
常に変化する法制度や市場の動向に対応するため、学び続ける姿勢が重要です。
勉強を苦にせず、常に新しい情報を得ようという意識がある方は、PMに向いていると言えるでしょう。
◆オススメ資格◆
幅広い業務を担うPMですが、業務にあたって必ず取得しておかなければいけない資格はありません。
無資格であっても、やる気さえあれば誰でも挑戦することが可能です。
ただし、PMの重要な部分となるリーシング業務は、不動産の仲介や斡旋業に当たるため、実際の業務では宅建免許を有している必要があります。
そこで、今回はPMで役立つ資格をいくつかご紹介します。
■宅地建物取引士(宅建士)
土地や建物に関する専門的な知識を持ち、不動産取引などの業務に携われる資格。
公正な取引を行うための中立な立場を持ち、お客様をサポートします。
重要事項の説明、重要事項説明の内容を記載した書面への記名、締結後の契約書への記名は、宅地建物取引士のみができる独占業務。
不動産業界で働く人の登竜門とされている国家資格ですが、不動産業界だけなく建築業界、金融業界など、幅広い活躍が期待されます。
■賃貸不動産経営管理士
2007年にスタートした資格で、賃貸住宅管理業の「業務管理者」の要件となる国家資格。
専門家としての知識・技能・倫理観をもって、適切な不動産管理を行います。
入居前に必要な業務がメインの宅地士に対し、賃貸不動産経営管理士は、実際に入居した後に必要となる設備の維持管理や、トラブル対応などを担います。
賃貸物件のオーナーが資産を有効活用できるように手助けするなど、賃貸住宅に関わる人々の間を取り持つ重要な役割を果たします。
■建築物環境衛生管理技術者
建築物の維持管理と衛生管理を監督することができる国家資格。
床面積が3,000㎡以上の特定建築物には建築物環境衛生管理技術者の選任が義務づけられており、通称「ビル管理士」と呼ばれています。
専任する大規模建築物のビルメンテナンスの統括を行うのが仕事です。
不特定多数の人が利用する施設では、人々の安全を守るために、日々の清掃、害虫(害獣)駆除、水質の検査、空調の検査、電気設備や消防設備の定期点検、衛生設備の定期点検と清掃を行う必要があります。
これらの必要な時期を見極め、下請け業者の手配、打ち合わせや契約手続きを行ったり、
テナントとの打ち合わせや交渉、クレーム処理など、建築物環境衛生管理技術者の取得者が行う仕事は、ビルメンテナンスのスペシャリストと言える仕事です。
建物の資産価値を高め、多くの人々の生活やビジネスに貢献できるPM業務は、キャリアを目指す方にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
仕事内容が幅広い一方、結果が明快に見えることから、やりがいが大きいのが特徴です。
資産価値向上を推進していくと共に、テナントや訪れる人々に「安心・安全・快適」な環境を実現することでビルの価値を高め、オーナーへ還元していく。
多くのやりがいを感じることができるうえ、自分自身を成長させることにも繋がります!
よくある質問
FAQ宿直?夜の仕事はしんどそう…
緊急時の対応や夜間の定期検針などをしていただくのが【宿直】です。
よく夜勤と混同されますが、概ね下記のような違いがあります。
【夜勤】深夜に働くこと
病院や介護施設、工場、コンビニ、ファミレス、ホテルなどに多い働き方の一つ。
24時間稼働する業種・職種において、夜間に通常勤務と同様の仕事をする働き方。
労働基準法で「22時~午前5時までの労働」が深夜労働と定義されており、深夜手当+夜勤手当が支給されます。
日勤で働くよりも、給与が高くなるのもメリットのひとつ☆
また、夜間は人の出入りが減るため、自分のペースで、集中して仕事できるのもメリット☆
【宿直】夜間に職場で待機すること
通常業務は行わず有事のために待機したり、見回り(定期巡回)や緊急の電話対応など、特殊業務に従事します。
また、休憩時間ではなく【仮眠時間】がしっかり確保されているのも、夜勤との違いです。
休日とは別に、「明け休み」が発生するため、日中の時間が自由になる日は、なんと月の半分近くになることも‼
明け休みなんて言っても、どうせ疲れて帰ったら爆睡コースなんでしょう?
いえいえ。そんなことには、なりにくい環境です。
夜間は人の出入りがほとんどないため、待機する時間が多いのが特徴。
トラブルがない限り、ゲームをしたり、YouTubeを観たり…
自由に過ごしてOKですが、宿直明けの時間を有効活用するためにも、さすがに徹夜はNG(笑)
明け休みを元気に楽しく過ごすためにも、仮眠時間はなるべく休んでくださいね☆
ただ、家じゃないとグッスリ眠れない!という方は、少し寝不足になるかもしれません…
が、家の枕じゃないと眠れないという方であれば、枕の持ち込みもOKです(笑)
実際のシフトってどんな感じ?
担当していただく物件にもよりますが、【4週8休】の現場が多いです。
日勤のみの現場や、逆に宿直メインの現場など、担当していただく物件によっても勤務スタイルが異なるので…
ご家庭の事情などで、働き方について希望がある方は、面談時にご相談ください。
【4週8休】とは、28日間を一区切りとして、その中で8日間の休みが割り当てられる変形労働制(シフト勤務)のこと。
1ヶ月は大体30~31日間あるため、実際の休日は8日以上になることがほとんどです。
週によって休みの曜日が変わってくるため、週末は必ず休みたい!という方には不向きかもしれません。
ただ、週に3日休める時もあり、しっかり休む週と集中して働く週、メリハリをつけて働きたい方にはオススメの
働き方♪
夜勤や宿直を経験するまでは「大変そう」と思う方が多いようですが…
慣れると「宿直のない働き方は考えられない!」という方もおられるので、実際にやってみると、メリットの方が大きく
感じるかもしれません。
とはいえ、いきなり宿直デビューするわけではないので、安心してくださいね。
まずは日勤で仕事を覚えていただき、その後、先輩と一緒に宿直シフトに入っていただきます☆
無資格・未経験でも本当に大丈夫?
はい!大丈夫です!
扱う機械によっては、点検に「専門的な知識」が必要な設備もありますが、業務を行うにあたって、必須資格ありません。
日々、点検や検針をしながら、「あれ?いつもと音が違う?」「あれ?いつもより温度が高いような…」
そういった些細な変化に気付ける人であれば、点検に向いています。
クイズ番組や、コンビニの印刷機で、待ち時間に表示される「間違い探し」をついつい見ちゃう人も、多分向いています(笑)
何かいつもと違うと気になって、確認したくなってしまう性格の持ち主であれば、資格や経験がなくても、十分素質あり!
また、未経験スタートでも安心の、教育環境をご準備!
研修センターでは、なんと職業訓練校で使用するレベルの実機研修が学べます!
現場配属後も、先輩エンジニアとのOJTを通じて、しっかり学べる環境が整っているから、未経験でも心配いりません。
実際、入社時に無資格だった人も多く、働きだしてから資格取得した先輩がほとんどです。 この仕事の特徴でもある【宿直の待機時間】を勉強に当てやすいのも、資格取得者が多い理由かもしれません。
仕事に慣れてきたら、給与UP⇧スキルUP⇧を目指して挑戦するのもオススメです☆
資格を取るなら、何がオススメ?
今回のオススメは、設備管理編。 通称【ビルメン4点セット】と呼ばれる資格を簡単に紹介します。
本当に、無資格・未経験でOKなのですが、実は資格手当が充実しているので、給与&スキルUP⇧を目指して、働きだしてから資格取得する先輩が多いのも事実。
この仕事の特徴でもある【宿直の待機時間】を勉強に当てやすいのも、資格取得者が多い理由かもしれません。
今回のオススメは、設備管理編。
給与UPを目指す方にオススメな、通称【ビルメン4点セット】と呼ばれる資格を簡単に紹介します。
【ビルメン4点セット】
- 第二種電気工事士
- 危険物取扱責任者乙種4類
- 二級ボイラー技士
- 第三種冷凍責任者
第二種電気工事士
電気設備を施工するには、国家資格である【電気工事士】の資格が必要です。
電気工事士の資格には第一種と第二種があり、それぞれ扱える電気設備の規模に違いがあります。
第二種電気工事士は500kW未満の工事が可能です。
人が生活するうえで電気設備は必要不可欠なため、電気工事士は常に需要があります!
危険物取扱責任者乙種4類
消防法で定める「危険物」を取り扱うのに必要な国家資格で、「甲種」、「乙種」、「丙種」の3種類があります。
この中で最も人気なのが【危険物取扱者乙種4類】(通称 乙4)です。
乙4を取得すると、ガソリンや灯油、軽油などの「引火性液体」を取り扱えます。
ほとんどのビルに設置されているボイラー設備や非常用電源設備が重油や軽油を使うため、乙4は「ビルメン4点セット」の一つとして人気があります!
二級ボイラー技士
オフィスビルやホテル、学校、商業施設、病院など、様々な建物で利用されるボイラーは
高温かつ高圧なため、適切な保守管理、慎重な操作が必要です。
「特級/一級/二級」の3種類の区分があり、【二級ボイラー技士】については、ボイラーの伝熱面積が25㎡未満まで扱う
ことが可能です。
設置している施設が少なくなっており、有資格者が飽和状態だとも言われていますが、まだまだ根強い需要があります!
ボイラーには、燃料である灯油が付き物。
取り扱う量も多いので、先に紹介した【危険物取扱者乙4種】も取得していればボイラー技士の資格がさらに活かせます。
第三種冷凍責任者
冷凍保安責任者として選任されるために必要な、高圧ガス製造保安責任者の資格区分のひとつです。
第一種から第三種まで区分があり【第三種冷凍機械責任者】は1日の冷凍能力が100t未満の製造設備における保安を実施
できます。
近年では、冷凍機械責任者を要する大型の施設も増えています。
空調機器や冷蔵・冷凍機器の製造・販売など、幅広い職場で活躍できるのも魅力の一つ!
上位資格って?
ビルメン4点セットの、更に上位に位置付けられ「3種の神器」とされる資格があります。
アニメのタイトルにありそうな、ネーミングですね(笑)
第三種電気主任技術者
電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物の工事、維持及び運用の保安の監督を行うことができる資格で、電験三種と呼ばれています。
電気に関する知識と技術を証明し、発電所や変電所などの受電設備に関するプロの証明。電気保安責任者として、設備管理スタッフの統括的なマネジメントを行うこともあります。
数ある電気関連の資格の中でも、とりわけ難関とされている国家資格。
そのため、設備管理としてのキャリアアップにとても役立つ資格です。
エネルギー管理士
エネ管と略される資格で、規定量以上のエネルギーを使用する工場などでは、エネルギー管理者を置く必要があります。
施設のエネルギー(熱と電力)について、省エネの観点から管理する役割を担っているので、大規模プラント・工場など、扱うエネルギー量の多い環境での設備管理には、この資格が求められることが多いです。
内容が電験三種と重なる部分も多いため、電験三種の次に狙う資格とされています。
建築物環境衛生管理技術者
建築物の環境衛生の維持管理に関する監督などを行う国家資格で、通称ビル管と呼ばれています。
面積が3,000㎡以上の施設には、必ずビル管資格を設置することが義務付けられているため、学校や商業ビルなどの大規模な施設を扱う企業からの需要が高いのも特徴です。
学歴によって、必要な実務経験年数が異なる点や、実務経験としてカウントされる業務内容が定められている点に注意必要です。
具体的な転職時期が決まってなくても大丈夫?
はい!大丈夫です!
WEB面談→対面面接→内定通知→内定受諾後、現職の退職時期を、職場の方に相談が一般的な流れと考えています。
引継ぎや、有休消化を経て、1~2ヵ月後に入社される方が多いですが、過去実績では、半年後に入社された方もおられます。
ただ、内定を受けるかどうかのお返事については、さすがに半年待てません(笑)
【入社時期の調整】については柔軟に対応可能ですが、あくまで内定受諾後のお話なので、そこはご了承ください。
内定通知は、「あなたと一緒に働きたい!」という会社からのラブレターのようなもの。
お返事は、早めにしてくれたら嬉しいです。